SSブログ

カッコは大切 [誤答例]

わかりきっていることに起因する間違いを直すことは難しい。授業中に口を酸っぱくして注意してもなかなかなおらない。もったいないからしつこく話すことを理解してくれないのは生徒が実在するのは悲しいことだ。

これも非常によく見かけ、ミスになる生徒の多いところだ。

タイトルのとおり、カッコの使い方だ。

カッコ.jpg


書いた本人が「計算をわかっている」ことは認める。このように答案を書いてから次の行が正しく計算されている例も多い。答えが合っているということだ。

しかし、これは答えが合っているだけに「やっかい」だ。答えが違っていないから、生徒は自分が間違っていると自覚しない。しかし、このような答案を書く生徒は10問解くと1~2問間違える。他が正解なのでどこで間違えたのか理解できない。

僕自身が授業でしつこく注意するのは、「数学がわかるようになってから足を引っ張る」ことによる。つまり、難関大学の数学のように、正解にたどり着くまでに十ステップ以上の計算を要求される問題は一般的だが、()を飛ばしてやった計算は肝心なところで足を引っ張る。答えが合わない。計算の間違いを探すのが難しい。

繰り返すが、この稿の目的は「ちょっとした工夫で正確に計算できるようになる」ような計算を間違えないところにある。ほんのちょっとした気遣いで正確に計算できるようになるなら、ちょっとした気遣いを大切にできるのではないか。

高校生も数学を教える先生にも注目してもらいたい。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。